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    感想文紹介(4月7日基礎講座第3期3,4回目)五十嵐 夕子様

    慈愛の中の『胎内記憶』と佐藤初女さんのおむすび
    2018年4月7日は一般社団法人日本胎内記憶教育協会の基礎講座第三期3、4回目の受講の日。

    ランチを食べ終わり、とても風の強い中を歩いていると鳥居がありました。まるで吸い込まれていくように歩いていくと、そこには「自由が丘のパワースポット」と呼ばれている熊野神社が遠くに見えてきました。
    御祭神は、速玉之男尊・伊弉冉尊・泉津事解之男尊
    なんとこの神社の御祭神が伊弉冉尊(いざなみのみこと)という「国産み」の神様!そして「縁結び」や「子授け」のご利益もあるらしく、まさに胎内記憶の講座前に参拝するのに最高に素敵な神社でした。

    神社を後にして会場へ歩いていきましたが、自由が丘の街並みを楽しみながら歩いていくつもりが、1時間以上前に会場へ到着しました。前回3月の講座を受講の際に兼ちゃん先生が「瞑想ルーム」についてお話をして下さった事を思い出し、瞑想をさせて頂けるか尋ねると兼ちゃん先生の奥様が快く私達を部屋へと案内して下さいました。

    ヒーリングミュージックを聞きながら、私達はリラックスをして目を閉じました。
    私は座禅をするように、床に座り最初に両手を膝の上に軽く乗せていたのですが両手を合掌したい気分になったので手を合わせました。
    すると…
    自然に合わせていたてのひらが天を向いてゆっくりと開き、まるで何かを胸の前に受け取るような恰好になっていました。何が起こっているのだろう?と不思議に思いながらもその感覚に身を任せていると、両手の上に温かさがじわじわと伝わってきます。エネルギーが手のひらの上で渦巻いているようなそんな感覚でした。少しずつ渦は大きくなり、手のひらで包むことのできる大きさになった時に自然と両手が動きました。優しくぎゅっと、エネルギーの玉に手を添えるような感じで、右手と左手でゆ~っくりと…この動きはまるでおにぎりを握っている様な感じ…

    はっ!
    おむすび!
    と思いながらも手はゆっくりと優しくその動作を続けています。
    そして「これはあなたのおむすびです。受け取って下さい。」というメッセージと共に、両手でむすばれたエネルギーの玉はハートチャクラの辺りにスーッと溶け込んでいきました。佐藤初女さんからのおむすび!!!という感動で自然に涙が溢れてきました。胸がいっぱいで、嬉しくて合掌をして「ありがとうございます」と心の中でお伝えするとまた手のひらが自然に開いていくのです…すると今度は、エネルギーの玉がどんどんと大きくなっていき両手では包み切れない程に大きくなっていきました。そんな大きなエネルギーも、最初と同じく両手で包み込みながらゆっくりとむすんでいくと今度は「これはあなたが関わる全ての人へのおむすびです。これをみなさんに渡して下さい。」というメッセージを受けながら、両手は胸の前に置かれ、大きなエネルギーがスーッと胸の中に入っていきました。

    もう…鼻水が出ちゃうくらいに泣けました。
    私がこんな風に初女さんからおむすびを受け取ることが出来るなんて!
    兼ちゃん先生は、「ここには佐藤初女さんが来ているという話ですよ。」とご説明して下さっていたのできっと私達の事を見守って下さっているのだろうなぁと漠然と感じていましたが、まさかまさかおむすびを受け取っちゃうなんて!え~!とあまりの嬉しさでボロボロに大泣きしながらも、気を取り直して瞑想を続けました。
    外はまだ強風が吹き抜ける中、心の平穏を感じながらの40分程の瞑想。3歳の娘がいる私にとって「非日常」の極みの体験でした。そんな贅沢な時間を過ごしてからの講座はまたとても有意義で、何度も涙を流すほどに内容が濃かったものでした。

    ● 出生時の記憶
    ● いいお産について考える
    ● 母性と愛のエネルギー
    ● 実際のお産から考える
    ● 赤ちゃんがお腹に来る前から会話を始める
    ● 赤ちゃんが生まれたらベビー手話を
    ● 子供が話せるようになったら聞いてみよう
    ● 自分の胎内記憶を思い出す

     

    という8つのテーマで進められました。最初につわりと胎内記憶についての質問があり、これはお母さんと赤ちゃんの持っている固有の振動数、つまり波動の違いからくるのではないかというお話があり、実に興味深く感じました。そして赤ちゃんが欲しているけれど、体に合わないものを食べた場合につわりを起こすのではないか?という事を聞いて、私自身の経験からも息子を妊娠中には好きでもないステーキが無性に食べたくなり、食べた後には気分が悪くなったことを今でもはっきりと覚えています。その際に池川先生は、(普段なら食べないようなものを)食べた事で罪悪感を持たないというのが大切だと仰っていたことがとても印象的でした。

     


    出生時の記憶

    この出生時の記憶の中で、池川先生が胎内記憶をしるきっかけとなった福島大学の飯田史彦教授が主催する生きがいメディカルネットワークに1998年頃に加入したというお話をして下さり、飯田史彦先生がどの様に生きがいシリーズを書くようになったのかというきっかけまで聞くことが出来ました。私自身も飯田史彦先生の生きがいシリーズを読み、初めて自分が持っていた胎内記憶を肯定的に捉えるきっかけでしたが、池川先生がそこから築き上げてきた胎内記憶の研究について改めて知ることが出来て感動的でした。


    いいお産について考える

    お産に対する感情は「お母さんの主観」からお産の質というものが変わるけれど、そんな中で「全てのお産がいいお産」と池川先生は語って下さいました。どんなお産もいいお産ととらえられるというのは、アメリカで出産した長男の時がとても大変だったので自分自身のお産を振り返るいいきっかけになりました。

    これは以前に池川先生の講演会で使われる資料を英訳した時に詳しい事をお聞きしたのですが、フィンランドのトゥーラ・タンミネンさんという方が2008年に横浜で開催された第11回世界乳幼児精神保健学会世界大会の際に発表されたデータでは、お産の時に幸せを感じていると16年後にも子供の感情に影響をし続けているという事を知り、改めて池川先生のご活躍の重要
    性を感じたのです。

    日本では助産院でのお産は僅か1%程だそうですが、西洋の医療が介入する以前の日本での出産というのがどういうものであったのか、池川先生から是非お聞きしてみたいと思いました。というのも医療者側の立場からのいいお産というのは「安全性」が保証される状態の事であるのに対し、池川先生の提唱するよいお産というのは「胎内記憶から導かれた答えは、どのような出産(死産や流産)でも全てがいい出産である」事を知り、日本古来から受け継がれてきたお産の歴史やお産の在り方をもっと知りたいと思ったからです。

    少々厄介なお産や、私の様に思い描いていた正反対の出産を経験するという事さえも赤ちゃんがデザインして生まれてくるという事を聞き、アメリカで息子を出産した時の大変さは全て私と息子の魂の成長に必要なプロセスだったんだと素直に感じられました。
    そして池川先生は「生まれた子供が30年経った時点で幸せに暮らしているかどうか」というのを基準にしてお産の在り方を捉えているというのは、この世に生まれてどの様に生きているのか、人生を見つめ直す機会を十分に持つことがどれだけ大切なのかを知ることが出来ました。


    母性と愛のエネルギー

    母性の本質のお話の中で、母性とは自分の中を空っぽにして
    ①相手と自分との境界が無くなり
    ②その状態で全てを感じたままに自分の中に取り込み全身に響かせ
    ③自然に愛おしさがあふれだすこと

    という定義を教えて頂きました。
    そして優子先生が「愛は0(ゼロ)のエネルギーだね」と娘さんが語っていたお話から、子供達は哲学者よりも鋭い感性でいのちの在り方を感じているのだなと思いました。「愛は足し算をしても愛にはならないけど、掛け算をすれば全てが愛になる。」という事を聞いて愛の本当の力について教えて頂けてとても納得しました。アルバート・アインシュタインが娘リゼールに宛てて書かれていた愛についての手紙は以前から有名なので知っていましたが、この有名な公式について改めて考察をしました。

     

    E=mc²
    (ここからは手紙の引用です)
    世界を癒すエネルギーは、光速の2乗で増殖する愛によって獲得することができ、愛には限界が
    ないため、愛こそが存在する最大の力である。
    愛は光だ。
    それは愛を与えかつ受け取る者を啓発する。
    愛は引力だ。
    なぜならある人々が別の人々に惹きつけられるようにするからだ。
    愛は力だ。
    なぜならそれは私たちが持つ最善のものを増殖させ、
    人類が盲目の身勝手さのなかで絶滅するのを許さないからだ。
    愛は展開し、開示する。
    愛のために私たちは生き、また死ぬ。
    愛は神であり、神は愛だ。
    この力はあらゆるものを説明し、生命に意味を与える。
    これこそが私たちがあまりにも長く無視してきた変数だ。
    それは恐らく、愛こそが人間が意志で駆動することを学んでいない宇宙の中の唯一のエネル
    ギーであるため、私たちが愛を恐れているからだろう。
    ________________________________________________________________________
    E(エネルギー)=m(質量)×(c×c)(光速度の2乗)
    これはきっと
    愛のエネルギー = 愛の質量 × 愛に基く生き方の2乗
    愛こそがこの宇宙のなかに存在する全てを包括する力なのですね。
    子供達は慈愛の世界に生きていると仰っており、いつまでも慈愛が継続されていく社会という
    のが平和への一番の近道なのだと感じました。


    実際のお産から考える

    優子先生の出産のお話は「笑うお産」を読んで知っていたのですが、お産というのは正に三人三様なのだという事を感じ、どれが良いとか悪いというものでないことが良く分かりました。そしてカンガルーケアについての認識も赤ちゃん自らが行動を起こすことによって身体+心を繋ぐ線に動力を流すスイッチを入れる作業なのだという事を知り、赤ちゃんの持っている未知なるパワーを知った気がしました。


    赤ちゃんとのコミュニケーションの大切さについて

    赤ちゃんが生まれる前から赤ちゃんを感じることで、生まれてからも赤ちゃんとの対話がスムーズになるというお話を聞いて娘の妊娠中には勿論対話をしていたつもりだったけど、池川先生の事を妊娠中に知っていたら、娘の事をもっと感じられたのかもしれないなと思ってしまいました。勿論そのように後悔をする事は実は「取るに足らない事」なのですけれど、もう既に生まれてしまった子供でも感覚を使って「幸せスイッチ」が作れる事を優子先生がお話して下さったので、是非娘との生活の中で活用してみたいと思いました。

    そして、ベビー手話による手の動き+視線+表情という繰り返しを重ねていくうちに、脳の自己報酬神経群という部分が発達し、モチベーションが上がるという事を知りました。私自身は娘とのコミュニケーションでベビー手話を使っていたので、言語発達していない子どもとのコミュニケーションの中でモチベーションが上げられるのだと知って、少し娘の発達に手助けすることが出来たかな?と思いました。
    また胎内記憶の聞き方や聞こうとする体制、子供達が「今」何を伝えようとしているのかというのが大切で、子供が違った事を話したとしてもそれは取るに足らない事であり、親に何を訴えているのかという子供の姿勢を受け止めてあげられる心を育んでいくことが大切だと思いました。


    看取り士みぃちゃんによる誘導瞑想

    日本看取り士会所属の川崎美江子さん(みぃちゃん)による「胎内体感」という誘導瞑想を経験しました。私達が体験した誘導瞑想は短かったのですが、ゆっくりと1日胎内体感ワークもされているとお聞きしました。きっと1日かけて自分の内側に深く探求の旅に出かける、「胎内体感」が出来る事でしょう。
    みぃちゃんに誘導されながら、いのちについて考える瞑想の時間。
    講座の最後の瞑想。
    生まれてきたことや死にゆく魂の移り変わりをじっくりと感じられる、普通の瞑想とはかなり違う体験の出来る誘導瞑想でした。


    おわりに「協会理念と4つのキーワードについて」

    私は昨年胎内記憶教育協会が設立される頃からウェブサイトの英語翻訳を担当させて頂き、翻訳作業をしながらどの様な活動をしていく団体なのかという事を知りました。そして翻訳文を読み進めていくうちに、私も共生みの精神で一緒に胎内記憶を世界へと広げていくお手伝いをしたいという思いがどんどんと募り、私にとってベストなタイミングの第3期に参加することになり、非常に深い学びの機会を頂きました。この講座を通して、私なりに「内なる平和」「しあわせ」「共生み」「模索する」時間が取れた事に感謝をしています。最初から最後まで泣きっぱなし、涙なしには受けられない胎内記憶基礎講座でした。

    ここから私は世界に向けて胎内記憶を発信することを私の悦びとし、胎内記憶グローバルプロ
    ジェクトに取り掛かります。
    私と一緒に活動してくれる夫、広沢そうと娘のれねと共に、
    「胎内記憶は社会変革を起こすことのできる素晴らしい学問」なのだと伝える為に…
    胎内記憶アート プロデューサーの広沢そう
    胎内記憶コンセプチュアルアート(概念芸術)ディレクターの五十嵐夕子
    胎内記憶アーティストの広沢れね
    という家族3人のユニット、ClearMindとしてのアーティスト活動を開始します。

    ClearMindは、これからの世界を担う子供達の輝かしい未来を共同創造する為に胎内記憶とアートを融合させ、誰もが持っている無限の可能性と探求心に気付き、一人ひとりがこの地球に生まれてきた時に描いていた完璧な自分が設定したゴールに向けて一歩ずつ歩んでいけるような、共感性を高めあえるコミュニティー創りと社会活動の在り方を提案していきます。
    将来的には胎内記憶の基本や科学的な観点を含めた「胎内記憶グローバルプロジェクト」を日本語と英語で国内そして海外に向けて情報発信をし、胎内記憶を世界各国の方々に知って頂く為の活動を続けたいと思っています。
    池川先生、土橋先生、松前先生、そして一緒に涙しながら交流のできた参加者の皆様、本当に素晴らしい学びの場を提供して下さりありがとうございました。

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